日本人は NATO ― 小川和久さん
午前零時を回ったので日付は 26 日になるけど、実際は 25 日の内。
「今日」は 25 日。まあこういう午前零時の境目は邪魔ですね。
この「はてな」では日付を簡単に変えることができるのだけど、
そういう仔細な動作自体が面倒くさい。
私は家事をしながら YouTube の音声を流すことが時々あって、
内容の全部が耳に入ってくるわけではありませんが、
又殆ど耳に入っていないことも多いんですが、
今日の YouTube 画面に出てきたのが、小川和久さん。
軍事情報についての講演。
この人のまとまった話を聴くのは初めてです。
ところが日本人が知らないだけで、世界の人々が日本人の悪口を言うときも NATO。
N no、A action、T talk、O only。
議論ばかりして行動しない。
平和主義はウソ。
面白いですね、その通りで。
因みに、平和主義はウソ、というのは、
私が思うに、
じっとしていれば平和でいられる、じっとしていなければ平和では居られない、
というお花畑の錯覚を指しているんでしょう。
自分で平和を勝ち取るという覚悟が欠如している。
つまり本当の平和主義者になれない、ということなんでしょう。
私はそういう日本人の姿は卑怯なエゴのようにも思いますけどね。
自分は泥をかぶらない。
いい子ちゃんでいたい。
ところで小川さんの声は力強くて澄んでいる、語り口も忌憚なく明瞭。
語り手としての心持ちに品格を感じる。
雑な無駄がない。
大変耳に心地よいですよ。
そういえばこの小川さん、
むかーし、10 年以上は確実に昔、
梅田の書店でお見かけしたとがありました。
阪急と阪神の間の、ステンドグラスとショーウィンドウのある広い通路に、
紀伊国屋書店の小さい出店コーナーがあって、
その表の膝くらいの低い台に並べられた本を、小川さんは眺める風にして立ち止まっていた。
「テレビで見たことのある人だな」と、私は気がつきました。
阪急の辺りは今は大改装されてしまい、
長い間関西人が親しんできた雰囲気もすっかり変わってしまった。