北京 ー パリ 大陸横断クラシックカーレース
昨日の BS 放送です。
北京を発ってパリの凱旋門が到着地点です。
レースといっても完走を目的にしているようで、着番は殆ど気にしていない。
98 組が出場し、37 日間。
37 日間というのが、最終着番の所要日数だったのか、あらかじめ定められているものか、
私は用事をしながら放送を所々見やるだけなので、わかりませんが。
だいたい二人一組で、砂漠あり、草原アリ、森や山道、街もあります。
橋のない川や泥道を渡らなければならないときもあります。
土地の人たちが集まってきて、協力してくれます。
かつては名車だったクラシックカーも、
いまでは踏破するにはポンコツです。
いろいろ事故や故障するハメにも遭います。
たとえば急にブレーキをかけたときに車軸が曲がり、
ドライバーが投げ出されてケガしたり、
リタイアも止む無しになります。
その投げ出されてケガしたご夫婦は、しかし諦め切れずに、修理工場を探します。
そこはイランだったのですが、
終業時間間際の工場では、従業員が仕事の時間を延長してくれて、
近隣の協力者も現れ、みんなで知恵をしぼって 6 時間かかってポンコツを直します。
40 度曲がっている車軸、変形した円盤等々。
ご夫婦は再出発できました。
みんなで羊の串焼きを食べていました。
羊の串焼きは、たしかイランの何とかいう?名物料理ですよね。
リュック一つのバックパッカーもいいけど、
私はこういうポンコツに乗って砂漠や草原の踏破、したいですねーー
やれ歴史的遺跡や名所旧跡を巡る、というのではなく、
なにもない原始的な風景の中をひたすら走って行く。
風がとんでもなく心地よいと想像します。
ノロノロとポンコツが行くからいいんですね。
最下位の人は、独りでバイクで走行した 60 歳の男性でした。
アメリカ人?だったかな、企業経営の社長さん。
凄い感動だったと、言ってましたね。
バイクといっても、サイドに荷台がせり出している車体でした。
身の回りの荷物は必要ですからね。
この人も車の故障に遭い、自分で車の下に仰向けに潜って修理していました。
女性の二人組もいましたよ。
彼女は泥の川道では潔くパンツ一枚になって車を引っ張っていました。
それにしても出場者に中高年が多い様子だったのは何故?
贅沢な旅?
豪華クルーズなどの至れり尽くせりの旅じゃないですよね、
同じ中高年でも、目の付けどころが違うんでしょう。
みんな、凱旋門に到着したときのはしゃぎようは大変でした(笑)